ラベルの表示

まずは、アプレットでのGUIプログラミングで最も簡単なプログラムです。
アプレット上でラベルを表示してみたいと思います。

では、まずプログラムを作成します。

サンプルプログラム(AppletSample20.java)

//java.appletパッケージをimport宣言
//java.awtパッケージもimport宣言

import java.applet.*; import java.awt.*; public class AppletSample20 extends Applet{ public void init(){ //AWTのGUIコンポーネントクラスの作成 Label la = new Label("はじめてのJava入門"); //アプレット領域にGUIコンポーネント(部品)の追加(載せる)
add(la);
} }
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HTMLの作成(AppletSample20.html)

<html>
  <head>
      <title>アプレット20</title>
  </head>
   <body>

<h1>ラベルの表示</h1> <applet code="AppletSample20.class" width="200" height="150"></applet> </body> </html>

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では、コンパイルし、AppletSample20.htmlをアプレットピューアしてみます。
以下のような結果になります。

まず、アプレットを作成するのでjava.appletパッケージをimportします。
同じくAWTでGUIコンポーネントを作成するのでjava.awtパッケージもimportします。

基本的にはGUIコンポーネント(部品)の追加は一度だけやればよいのでinit()内に記述することを覚えておいてください。

今回はただラベルの表示だけなのでLabelクラスのコンストラクタを作成しています。
引数には表示させたい文字列を指定します。

GUIコンポーネントの追加にはadd()メソッドを使います。

ここで少しgui.htmlのサンプルプログラムGUISample1.javaを見てください。
GUIコンポーネントの追加にはc.add(la)と書かれていました。
つまり、GUISample1.javaの場合はGUIコンポーネントの追加の場合は
コンテナ.add(コンポーネント)にしていました。
しかしアプレットの場合はadd(コンポーネント)だけでいいのです。

その意味を説明すると、クラスの継承関係にあります。

AppletクラスはContainerクラスを継承しているからです。
つまりAppletクラスはContainerクラスの性質を引き継いでいます。
つまりAppletクラスはコンテナ(性質)でもあり、addメソッドも引き継いでいます。
アプレット自身もコンテナでありadd()メソッドを持っています。
したがってadd(コンポーネント)と記述するだけでいいのです。
もしも正式に記述したい場合であれば、自分自身を意味するthisを記述すればいいのです。
つまり、this.add(la)と記述すればいいのです。

したがって上記のプログラムは以下のように書くことも出来るのです。

サンプルプログラム(AppletSample20.java)

//java.appletパッケージをimport宣言
//java.awtパッケージもimport宣言

import java.applet.*; import java.awt.*; public class AppletSample20 extends Applet{ public void init(){ //AWTのGUIコンポーネントクラスの作成 Label la = new Label("はじめてのJava入門"); //アプレット領域にGUIコンポーネント(部品)の追加(載せる)
this.add(la);
} }

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結果は同じになります。

このようにコンポーネントの追加にはただadd()メソッドで追加できることを覚えておいてください。

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