はじめてのJava入門[クラスの基礎(クラス修飾子)]

クラス修飾子

クラス修飾子とはクラスの特性をあらわすために指定するものでクラス定義の
先頭に記述しなければいけません。

修飾子	説明
public	すべてのクラスからアクセス可能
指定なし	同じパッケージ内のクラスからアクセス可能
final	サブクラスを持てないクラス
abstract	インスタンス化できないクラス

順に説明していきます。

public修飾子

今までpublic修飾子がいくつも出てきました。
クラス修飾子でも意味は同じです。
無制限にほかのクラスからのインスタンス化やアクセスを許可します。
また、public修飾子は必ず1ファイルの中に1つしか定義できない上に
publicを付けたクラスを必ずファイル名にしなければいけません。

指定なし

自クラスが所属するパッケージ内のクラスからのみオブジェクト生成やアクセスを許可する。
つまりパッケージが異なればアクセスできません。
パッケージについてはパッケージのページを参照してください。

final

finalを指定したクラスは自分を継承したサブクラスを作る事ができません。
つまり、finalクラスが一番下のクラス階層になります。
継承については継承のページを参照してください。

abstarct

abstactがつけられたクラスのことを抽象クラスといいます
抽象クラスには後ほど説明しますが、つまりインスタンス化できないクラスになります。

また、public と指定なしのクラス修飾子のことをアクセス設定修飾子
finalとabstractのクラス修飾子のことを属性設定修飾子といいます
なお、アクセス設定修飾子と属性設定修飾子の組み合わせで使用も可能です。

例として

public final class Sample60{ 　　　}
public abstarct class Sample60{　　　　}
などの組み合わせも可能ですが、
final abctarct class Sample60{　　}
は final と abstarct は意味が相違しているので使えません。

サンプルプログラム(Sample60.java)publicを指定したプログラム

public class Sample60{
    public static void main(String args[]){

    Super60 obj = new Super60();
    obj.method();

    }

}


class Super60{
        int d = 30;
       void method(){
      System.out.println("int d = " + d);

  }

}

プログラムをコピーする場合すべて選択をクリックしてください。

サンプルプログラム(Sample60_1.java )

class Sample60_1{
    public static void main(String args[]){

  Super60_1 obj = new Super60_1();
    obj.method();

    }

}
public class Super60_1{
        int d = 30;
       void method(){
      System.out.println("int d = " + d);


    }

}

プログラムをコピーする場合すべて選択をクリックしてください。

サンプルプログラム(Sample60_2.java)

public class Sample60_2{
    public static void main(String args[]){
  Super60_2 obj = new Super60_2();
    obj.method();

    }

}
public class Super60_2{
        int d = 30;
       void method(){
      System.out.println("int d = " + d);
    }

}

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