繰り返し構文 for文

for文とは繰り返し構文と呼ばれるものです。
つまり条件式がtrueの間処理が繰り返されfalseになった時点で終了します。

for文の記述の仕方


   for(式1;条件式;式2){
条件がtrueのときの処理 条件式がtrueの間処理されます。 } 式1 :基本的にfor文の初期設定に用いる 条件式 :ループ継続の条件 式2 :変数の値を変化させる 条件式の結果がfalseになった時点で終了

では、早速for文を使った簡単なサンプルプログラムを作成してから、
詳しい処理の内容を説明します

サンプルプログラム(Sample27.java)

class  Sample27{
    public static void main(String args[]){
for(int i = 0; i < 5; i++){ System.out.println( i + "番目の処理です"); } System.out.println("------------------------------------------------"); System.out.println("条件式 : i < 5 の結果がfalseになったのでfor文を終了します");
} }

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コンパイル・実行したら以下のようになります。

では、プログラムを説明します。
式1より int i = 0; で i の 値は0です。
条件式 0 < 5; になり true

0番目の処理です が出力

式2より i++;でインクリメントされ i の値が 1 に なります。
条件式 1 < 5 になり true 

1番目の処理です が出力

式2より i++;でインクリメントされ i の値が2 に なります。
条件式 2 < 5 になり true
 

2番目の処理です が出力

式2より i++;でインクリメントされ i の値が3 に なります。
条件式 3 < 5 になり true 

3番目の処理です が出力

式2より i++;でインクリメントされ i の値が4 に なります。
条件式 4 < 5 になり true 

4番目の処理です が出力

式2より i++;でインクリメントされ i の値が5 に なります。
条件式 5 < 5 になり ここでfalseになり for文終了 

上記説明でもわかるように for文は i の値が 条件式 i < 5 がtrue
の間は 式2 i++;よりインクリメントされ、for文の中の処理が行われているのが
わかります。

また、式1で宣言された変数はfor文の中だけしか使うことができません。
以下のようなサンプルプログラムを見てみましょう。

サンプルプログラム(Sample27_1.java)

class  Sample27_1{
    public static void main(String args[]){

for(int i = 0; i < 5; i++){ System.out.println( i + "番目の処理です"); } System.out.println("------------------------------------------------"); System.out.println( i + "回処理されました"); } }

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このようなコンパイルエラーが出ます。
これは、変数 i が見つかりませんというエラーになります。
これは、i が for文の外から呼び出されているからです。
もし、for文の外からでも呼び出したいときは以下のように記述します。

サンプルプログラム(Sample27_2.java)

class  Sample27_2{
    public static void main(String args[]){

 int i;

for(  i = 0; i < 5; i++){

  System.out.println( i + "番目の処理です");
}

  System.out.println("------------------------------------------------");
  System.out.println( i + "回処理されました");
} }

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このような結果になりました。
このようにfor文に入る前に変数を宣言することもできます。

ここで、ひとつ付け加えておきます。
for文の場合もif文と同じく{  }ブロック記号内の文が1つの場合{   }を省略できます。
したがって Sample27_2.javaは以下のように書き換えれます。

サンプルプログラム(Sample27_3.java)

class  Sample27_3{
    public static void main(String args[]){

 int i;

for( i = 0; i < 5; i ++)

  System.out.println( i + "番目の処理です");


  System.out.println("------------------------------------------------");
  System.out.println( i + "回処理されました");

} }

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実行結果はSample27_2.javaと同じです。

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