break文

break文は繰り返し構文の制御するためのキーワードです。
break文は、現在実行中の繰り返し構文を終了して、次の実行文に制御を 移します。

break文は抜けたいところに break;と記述するだけです。

for文、while文、do-while文ではループ処理のブロック内にbreak;と記述すると、
そのループから抜け出し、次の実行文に制御を移します。

実際にサンプルプログラムを見ていきましょう

サンプルプログラム(Sample35.java)

class  Sample35{
    public static void main(String args[]){
 int x = 0;
while(true){ System.out.println( x + "回目の処理");
if(x == 5){ break; } x++; } System.out.println("-----------------------"); System.out.println("x == 5 の時点でbreak文によりルーブを終了し抜けます");
} }

プログラムをコピーする場合すべて選択をクリックしてください。

Sponsored link

コンパイル・実行してみます。

このような実行結果になります
Sample35.javaではwhile(true)になっています。これは条件式がtrueの間ブロック記号
の中の処理を続けることになりこのwhile文は永遠に終了することがありません。
つまり無限ループに突入することになります。
しかしここで

if(x == 5){
 break;
}

と記述しています。
これは、x == 5 になった時点でこの中の処理(つまりwhile文)を終了して
次の実行文に移動しなさいという意味になります。

では、ためしに if(x == 5){
 break;
}

を記述しなかった場合のプログラムを見ることにします。
結論から述べるとプログラムは終了することもなく、永遠に出力し続けることでしょう

サンプルプログラム(Sample35_1.java)

class Sample35_1{
    public static void main(String args[]){
 int x = 0;
while(true){ System.out.println( x + "回目の処理");
x++; }
} }
プログラムをコピーする場合すべて選択をクリックしてください。

Sponsored link

スクール・通信講座の徹底比較!一括資料請求【無料】



このように永遠と出力されます。
これで、break文の役割が理解できたと思います。

では、念のためもう一つ今度はfor文を使ったサンプルプログラムで確認したいと思います

サンプルプログラム(Sample35_2.java)

class Sample35_2{
    public static void main(String args[]){

  int x;

 for(x = 0; x < 10; x++){

   System.out.println( x + "回目の処理");
   if(x == 5){
     break;
    }
}
    System.out.println("-------------------");
    System.out.println("break文によりfor文が途中で終了しました");

} }

プログラムをコピーする場合すべて選択をクリックしてください。

Sponsored link

コンパイル・実行してみます。

このような結果になりました。
もうわかると思うのですが、for文の中の条件式は x < 10 になり、通常でしたら
xが10以下になるまでループ処理が行なわれるのですが、break文により
x == 5 になった時点でループを抜け出していることがわかります。

ページのトップへ戻る